ストレスとは、「生体が外部から寒冷、外傷、疾病、あるいは怒りや不安などの精神的緊張を受けたときに、その刺激に適応しようとして生体に一定の反応が起こること」というものです。
これは、カナダのハンス・セリエという学者が、初めてストレスという言葉を使い、ストレス学説を唱え、ストレッサーの生体反応を明らかにしたのです。
では、ストレスはカラダのどこに影響を及ぼすか?
答えは、血圧、体温、血糖値、自律神経系、ホルモンなどに変化をもたらします。また、昨今では、腸内環境にも影響があるようです。
今、日本の世の中は、低体温が問題視されたりもしています。
原因の一つとしてストレスがあげられたりします。
ストレスは、自律神経系やホルモンに影響を及ぼすのですが、その影響がバランスを崩してしまうのです。
本来、自律神経やホルモンというものは、カラダを良い状態に保つために機能しています。
寒い時は、体温を上げたり、暑い時は体温を下げたりしています。これは、外部からのストレスからカラダを守ろうとする機能だったりします。
ところが、日々ストレスがかかり慢性的なると、この機能に狂いが起きてきます。
本来、脳の視床下部がストレスを感じると、ストレスによってカラダが受けたダメージを回復するために、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます。
ストレスが慢性的にかかり、長時間この状態が続いてしまうと、副腎も疲れてしまいます。
こうなるとカラダは、副腎を休ませようと脳が指示します。
結果として、ストレスがかかっているのに、ホルモンが分泌されなくなってしまうのです。
こういう現象から、低体温などの症状が出てしまうのです。
では、「ストレスを溜めないように規則正しい生活やストレス発散をしてくださいね。」なんてよく言われたりします。
これってすごく難しくないですか?
現代社会において、ストレスは切っても切り離せないものになっています。
ストレスがかかっても、自律神経を整えるや腸内環境を良くするだけでも軽減されます。
ぜひ、一度、ご相談くださいませ。